OUR'S
CULTURE
私たちのカルチャー
クレドは誰よりも偉い
会社組織は人々の集合体でありその形を決めるのがクレド(経営理念)です。国の憲法のように経営理念は組織の基本原則を定めます。
したがって、社員はもちろんのこと役員も共通の価値観を持ちそして受け入れ、クレドに沿って行動することが求められます。
ルールを守る
会社のルールは交通ルールと同じです。交通ルールがなければ車は無秩序に動き安全な運転は不可能です。日本では車は左側を走り赤信号で止まり歩行者を優先します。これらのルールは相互信頼と安全を保つために存在します。
会社のルールも制約ではなく安全と自由を守るためのものです。ルールは自由を制限するためではなく、安全な環境での自由を確保するためにあります。真の自由は相互信頼と安全が保証された中にあります。
ルールを守ることは大切ですが、時にはルール通りに行動しても失敗することがあります。しかし、ルールに従った上での失敗には責任は伴いません。問題はルール自体が不足していたり不適切だったりすることが多いです。
重要なのは次にどうルールを作るか変えてゆくかを考えることです。責任は意図的にルールを破った場合にのみ生じます。またルールは誰もがアクセスできるところに文章で明記されている必要があります。
コンプライアンス
法律は絶対に遵守してください。法律遵守はすべての業務の最優先事項であり、クレドは法律を超えるものではありません。経営理念達成のために法律を破る、目標達成のために誰かを陥れる、それは絶対にあってはなりません。
自律しよう
私たちは厳格な管理下にある軍隊のような組織ではなく、自由主義を採用している会社です。これは、ミッションとバリューを基に自分で意義を見いだし、自ら考え行動する自由を意味します。
しかし、この自由は単なる自己中心的な行動を許すものではありません。好き勝手に行動することは、他人の自由を制限することになり得ます。重要なのは自分の行動がチーム全体の利益に貢献するかどうかです。個人の利益ではなくチームの利益のために自己を律することが、真の自由主義の精神です。
期限と約束を守る
約束は相手の信頼を基にしています。したがって、約束を破ることは相手の信頼と自由を阻害することになります。時間を守ること、納期を守ること、これらはすべて重要な約束です。
もし約束を守ることが難しい場合は、それを早めに伝える自由があります。また、約束した後で守る自信がなくなった場合も、その旨を伝えることができます。仕事の約束は一人で抱え込むべきものではありません。チームとして共に問題を解決していくことが重要です。
自己研鑽しよう
会社で身につけるスキルは個人の貴重な財産です。私たちは従業員の学習を全力でサポートしますが、必ずしも先輩が直接指導するわけではありません。各自が仕事と学習のバランスを取り自分のキャリアパスを自由に選択することができます。
自分の技術不足が他のメンバーに影響を与えることがないように、自己研鑽に努めることが大切です。自己成長はチーム全体の成長に貢献するとともに、個人のキャリアにも重要な価値をもたらします。
失敗は発見である
成功には失敗が不可欠です。私たちは規律の範囲内で積極的に新しいチャレンジを奨励します。失敗した場合、原因はチーム全体で考えますが個人を追及することはありません。
失敗の深掘りはしばしば個人の問題に焦点を当てがちです。それよりもプロセス全体を見ることがずっと重要です。失敗は成功への道の一部でありその価値は成功と同じように評価されます。
つまり失敗は発見なのです。
組織と上下関係
「社長だから偉い」「上司だから偉い」という考えはありません。この会社で最も尊重されるのはクレドだけです。上司と部下は、職務・責任・経験が異なるだけであり、地位による優越は存在しません。
組織としての命令系統は必要ですが、私たちは皆チームを成功に導くために協力する仲間です。仲間は上下ではなく横並びに置くべきです。仲間に対しては上から褒めたり叱ったりするのではなく、感謝の気持ちと尊敬の念を持って接しましょう。
仲間を支配しない
怒りに頼ったコミュニケーションは不健全な上下関係を生み出し、相手を支配しようとする行為です。怒鳴り声が鳴り響く環境では怒鳴られないように仕事をすることが目的になってしまい、本来の目標である素晴らしい未来を世に届けるという外向きの目的から逸脱し、生産性と創造性を損ないます。
私たちは建設的なフィードバックとオープンなコミュニケーションを重視します。問題が発生した場合は非難や批判をするのではなく、解決策を共に模索し相互の理解と協力を深めることが重要です。
精神論に頼らない
精神論は極限状況においてのみ発揮されるべきもので、日常の業務では基本的には適用されません。例えば顧客意識の欠如、注意散漫などは精神論による対応が求められる状況です。
しかし、日常的な業務においては仕組みやシステムを利用して問題をカバーすることが重要です。仕組みで解決できない問題は複数人でのチェックやリスク管理によって減らすことができます。仕事においては精神的な面よりも合理的な思考と計画が重要です。
ワークライフバランス
働き方に関する価値観は人それぞれ異なり一概に定義することはできません。一部の人にとっては生活が優先されるかもしれませんが、他の人には仕事が中心かもしれません。
しかし私たちは、生活の充実が仕事の質を高めると考えています。ワークライフバランスを保つことで仕事の効率と満足度が向上し、最終的にはより良い成果が得られると信じています。それぞれの働き方の多様性に対する理解と尊重が健全な職場環境を構築する鍵です。
仕事を楽しむ
仕事は遊びではなく向き合って取り組むべきものです。しかし遊び心を持って仕事を楽しむことは可能です。遊び心を持つことで創造性や新しいアイデアが生まれ、日々の業務に新鮮な刺激をもたらします。
仕事を楽しむことはより良い成果を生むことに繋がります。そしてあらゆる仕事には創造性があります。今ある仕事を当たり前と思わないでください。ルールの範囲内であれば新しいアイデアを試す自由があります。
評論家やフォロワー にはならない
批判や評論だけをする人々は"評論家"です。実際に手を動かさないことで何も生み出しません。同様に自分の意見を持たずにただ他人に従う"フォロワー"も、新しいアイデアや解決策を提供することがありません。
私たちはそれぞれが自分の考えを持ち、積極的に行動することを奨励します。否定されることを恐れずにアイデアを提案し、チームに新しい視点をもたらしてください。
コミュニケーションは キャッチボール
コミュニケーションは、ドッジボールや壁打ちのような一方的な活動ではありません。コミュニケーションの"ボール"を投げたら、相手がそれを受け止めたかどうかを確認することが重要です。
受け取った側も必ず受け止めたことを示してください。チャットなどのデジタルコミュニケーションではリアクションボタンがあります。誰がコミュニケーションコミュニケーションのボールを持っているかを明確にしてください。
ボールを持ち続けない
コミュニケーション中にタスクが発生した際は、可能な限り迅速に対応しましょう。即時対応が難しい場合は、対応予定時期を明確に伝えてください。
タスクの積み重ねは効率を下げる原因となります。また、他者がタスクを保持している場合は静観せずに状況を確認することが重要です。
ローコンテクストな コミュニケーション
相手は当然知っている前提のコミュニケーションは相手の知識に依存する雑なコミュニケーションです。知識の他に習慣や価値観も人それぞれです。相手を十分に理解してコミュニケーションするように心がけてください。
数字を明確にする
『なるべく早く』という表現は、人によって異なる解釈があります。例えば、一部の人にとっては「今日中」を意味し、他の人にとっては「即時」を意味することがあります。これは作業の速さの問題ではなく、価値観の違いによるものです。『沢山』『少し』『結構』といった表現も同様です。
日常のコミュニケーションではこれらの表現が問題になることは少ないですが、報告や連絡の際には、これら価値観に基づくあいまいな表現を避けるべきです。数値を用いることで、お互いの認識をより明確にし誤解を防ぐことができます。
ユーザ主義
自分がユーザーだった場合、今作ってるシステムは本当に使いたいと思えるでしょうか?売上、利益、リソースは会社の都合に過ぎません。重要なのは、ユーザーのニーズに応えることです。
たとえ開発が難しいとしても、ユーザーにとって本当に価値のあるものを作ることに挑戦してください。ただユーザーの言葉を聞くのではなく、ユーザーの立場に立ってその本質的な問題を解決する製品やサービスを提供しましょう。
スピード主義
仕事においてスピードは大切であり、今の時代は常に変革があります。スピードを無視したら市場から置いていかれます。しかし品質も同じように大切です。そして品質とスピードは必ずトレードオフというわけではありません。
両立できるように常に改善していけば両立することもできますし、今よりも良くなります。現在の方法に限界があると感じたら新しいアプローチを考えましょう。
本音を言おう
どんな小さな疑問に対しても放置せず本音を伝えましょう。私達の文化は何でも言える文化として重要なものと考えています。先輩や上司は偉い人ではありません。
ただし本音とただのパワーハラスメントは違います。本音を伝える際には尊敬と思いやりを持って行うべきであり、相手を追い詰めるための武器にしないでください。そして欠席裁判や陰口はフェアなコミュニケーションではありません。直接的で建設的な対話を促進しましょう。
質問しよう答えよう
質問するのに「今忙しいでしょうか。質問があるのですが」というような前置きをすることがよくあります。しかし私たちには不要です。調べることはもちろん大事ですが、人によっては調べ方も分からないという状態は必ずあります。そして今知りたいこともあります。調べてもわからなそうであれば質問するのが一番早いのです。
質問できないというのはあってはいけません。そしてオープンな質問でもクローズドな質問でも聞かれた側は真摯に対応してください。質問されたらオープンな質問もで解決できるように導いてあげてください。
考えよう決めよう
仕事を考えて決める権利は皆さんにあります。上司や先輩に決めてもらうのは責任の放棄です。逆に上司や先輩が決めるのは成長の機会を奪っています。迷ったら相談や報告、アドバイスをもらうのは大切ですが、決断し実行するのは皆さんです。
助け合おう
個人の自立、自律を強く打ち出していますが個人主義ではありません。困っている仲間を助ける、困ってそうな仲間がいなかについて常にアンテナを貼りましょう。質問しづらくなっている、報告しづらくなっている可能性もあります。
権限はある
権限がないからできない。という話をよく聞きます。だからといって挑戦しない理由にはなりません。権限は高い責任感と行動によって生まれるものであり、主体的に行動した積み重ねによって発生するものです。挑戦する機会は自ら作り出していくものです。
強みを意識しよう
ジェネラリストにもスペシャリストにもどっちにも良さがあります。ジェネラリストであること、スペシャリストであることをあなたに強制しません。自分の立ち位置や強みを意識して仕事やチームに貢献してください。
ただしビジネスにおいては強いものが生き残るのではなく変化に対応できるものが生き残ります。強みの活かし方について常にアンテナを張り、世の中の流れをキャッチアップしてください。
常識を疑う
私たちが日々直面する「常識」とは、社会やコミュニティが長年にわたって積み上げてきた規範や信念の体系です。これらはしばしば問い直されることなく受け入れられていました。しかし真の革新は常に「常識を疑う」ことから始まります。
既存の方法や考え方に挑戦するのはリスクを伴いますが、真の変革と成長のためには既成概念を超えて新しい可能性を探求することも大切です。
かっこよく
かっこよく成長したい、かっこよく人生を送りたい、そんな自己効力感や自己肯定感が仕事の質を高めます。かっこいい仕事人となり、お客様に感動を与えるヒーローになりましょう。
アンテナを張る
困ってる人がいないか、新しいことがないか、常にアンテナを張って多くの情報に対して感受性を高めてください。新しい情報がつくり出す価値を高めます。
もし困ってるお客様を見つけたら、新しい価値をつくるチャンスです。
笑顔で挨拶する
お客様、仲間であっても同じように笑顔で挨拶をしてください。笑顔はする側もされる側も気持ちがよいものです。挨拶する必要がない人はいません。
何かしてもらったら必ず感謝の言葉を発してください。ありがとうを言われて嫌な気分になる人はいない魔法の言葉です。
すぐに行動する
疑問があればその場で確認する、指摘があればすぐに対応する、問い合わせがあればすぐに返答する、悩みがあればすぐに相談する、何かが起きたらすぐに報告する、それらのすぐに行動する習慣を大切にしてください。
必要なら変える
カルチャーやルールを大切にしていますが絶対視はしていません。必要があれば変えるべきです。変化に迫られてるにも関わらず「クレドに書いてあるから」と変わらないことを望んではいけません。
私達の会社ですから、私達の手で民主的に変えていく。これが我々の文化の根源です。